# Laplace変換の定義と例
定義
関数
例
定数関数
最後の式の実部と虚部をそれぞれ計算すると、次のようになる。まず、不定積分は
以上により、元の積分は
注
上のように実部と虚部を分けなくても、複素数値の関数として
なにかのLaplace変換を計算したいときは、このように複素数値の関数として計算したほうが楽なこともありそうである。また、インターネットで適当に検索するとLaplace変換の表がたくさん出てくるので、それを活用するのもよさそう。
(ちなみに私はさっきの
せっかくなので、Laplace変換表を見ながらいくつか計算してみる。
例
計算
まず、
数学屋さん向けの注意
ここまで
Laplace変換は、微分方程式を解くために広く使われている。その主な理由のひとつ として、Laplace変換を用いると微分演算子を多項式に変換することができるからである。これはFourier変換と同様の性質である。
Laplace変換がFourier変換と比べて有利な点として、Laplace変換は関数の増大度が指数増大でも適用可能である、という点が挙げられる。
常微分方程式の解は、例えば
ここではLaplace変換の定義として